ライブのチケットは、「先行」→「一般発売」→「当日券」の順に販売の機会があると考えると整理しやすくなります。先行は抽選、一般発売は先着順で行われることが多く、当日券は残席がある場合に会場で出る、という並びが一般的です。
以下は、ライブハウスやホールの公演で一般的に見られる流れをまとめたものです。販売方法は公演ごとに異なるため、実際の日程や条件は主催者・出演者の公式発表で確認してください。
販売の順番 — 先行・一般・当日券を並べる
公演が発表されてから当日までに、チケットを手に入れる機会はおおむね次の3段階に分かれます。
| 段階 | 時期の目安 | 買いかたの傾向 | 情報が出る場所 |
|---|---|---|---|
| 先行 | 公演発表の直後 | 期間内に申し込み、後日抽選結果が届く形が多い | ファンクラブ・公式サイト・SNS・プレイガイド |
| 一般発売 | 先行のあと | 発売日時に受付開始、先着順が多い | プレイガイド・会場 |
| 当日券 | 公演当日 | 残席がある場合に会場で販売 | 出演者や会場のSNS・公式サイト |
先行にはいくつか種類があり、ファンクラブ会員向け、CD購入者向け、プレイガイドの会員向けなど、申し込める人の条件で分かれているのが特徴です。申し込み期間が数日から1週間ほどに設定されることが多いので、気になる公演は発表の時点で「先行の締め切り日」をメモしておくと、申し込み忘れを防ぎやすくなります。
売り場の違い — プレイガイド・会場・出演者の取り置き
チケットを買える場所も、ひとつとは限りません。
- プレイガイド:チケット販売サービスのことです。Webサイトやアプリで申し込み、コンビニやスマートフォンで発券します。同じ公演を複数のプレイガイドで扱うこともあります
- 会場での販売:ライブハウスによっては、店頭やWebで独自に予約を受け付けていることがあります
- 出演者の取り置き(予約):対バン形式の公演では、出演者にメールやSNSで名前と枚数を伝え、当日受付で支払う方式が見られます
取り置きは、チケット代を当日に払う形が多い点がプレイガイドとの違いです。ライブハウスでは入場時にドリンク代が別にかかることも多いので、当日の支払いが「チケット代+ドリンク代」になる場合があります。ドリンク代のしくみは初めて渋谷のライブハウスに行く人へで整理しています。
発券と入場 — 紙のチケットと電子チケット
買ったあとの受け取り方は、大きく2種類に分けられます。
| 形式 | 受け取り方 | 当日の入場 |
|---|---|---|
| 紙のチケット | コンビニの端末やレジで発券 | 入口でチケットを見せる・もぎってもらう |
| 電子チケット | スマートフォンのアプリやWebに表示 | 入口で画面を提示する |
紙のチケットは、発券できる期間が「公演日の数日前から」などと決まっていることがあります。電子チケットは、公演の直前に画面が表示されるしくみや、同行者に分配する手順があることも多いので、前日までにアプリを開いて表示を確かめておくと当日あわてずに済みます。スタンディング公演では、チケットに印字された整理番号が入場の順番になります。
当日券と、買う前に確かめておきたいこと
当日券は、前売りが完売していない公演で出ることが多く、出るかどうかは当日に出演者や会場のSNSで告知されるのが一般的です。前売りより料金が少し高めに設定されている場合もあります。会場の大きさによっても販売の形は変わり、ホールとライブハウスの違いは渋谷のホール・大型会場とライブハウスの違いにまとめています。
買う前に確認しておくと動きやすい項目を並べます。
- 申し込み期間と結果発表日:先行の当選後は、支払い期限が短めに設定されていることがあります
- 支払い方法と手数料:システム利用料や発券手数料がかかる場合があります
- 同行者の扱い:同行者の登録が必要な公演もあります
- 譲渡のルール:公式のリセール(再販売)の窓口を用意している公演もあります
なお、興行主の同意なく、定価を超える価格で業として転売することなどは、チケット不正転売禁止法で禁じられているとされています。譲ったり譲ってもらったりしたいときは、公式に用意された方法を探すのがひとつの目安です。
参考
掲載時点(2026年10月)に、以下の公式サイトで法律の概要を確認しました。
- 文化庁「チケット不正転売禁止法」 — https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/ticket_resale_ban/